Sakana AI への出資について

株式会社三菱 UFJ フィナンシャル・グループ（代表執行役社長 亀澤(かめざわ)宏(ひろ)規(のり)、以下 MUFG）の連結子会社である株式会社三菱 UFJ 銀行（取締役頭取執行役員 半沢(はんざわ) 淳一(じゅんいち)）及び株式会社三菱UFJ イノベーション・パートナーズ（代表取締役社長 鈴木(すずき) 伸(のぶ)武(たけ)）は、今般、AI開発企業であるSakana AI株式会社（代表取締役　David Ha、以下 Sakana AI）と出資契約を締結いたしました。本出資に伴い、MUFGが本邦事業会社の中で最大の投資家となります。

 Sakana AIは、Google Brainの日本部門統括として、複雑系、自律システムの研究を指揮してきたDavid Ha氏、現在の生成AIの爆発的な普及につながった「トランスフォーマー」モデルの提案論文である「Attention Is All You Need」の著者の1人であるLlion Jones氏、外務省や株式会社メルカリなどで外交、グローバル事業運営などに携わった伊藤 錬氏が経営陣を務め、2023年7月の設立から約1年で企業価値が10億ドルを超えた、成長著しいユニコーン企業です。同社は世界でもトップレベルのタレントを抱えており、創業間もなく実現した、複数のAIモデルをマージする手法である「進化的モデルマージ」や、科学研究のプロセス全体を完全自動化する初の試みである「AIサイエンティスト」など、革新的な取り組みによって、今後もさまざまな角度からAI開発の高度化を実現していくことが期待されています。

MUFGは、2024年度からの3年間を計画期間とする中期経営計画の3本柱の1つである「企業変革の加速～会社がかわる」の中で、AI・データ基盤の強化によるデータドリブン経営の実現および顧客価値と生産性の向上を掲げました。Sakana AIが持つ高い技術力と革新的なモデル開発手法を活用することで、MUFGのAI戦略の更なる高度化を進めて参ります。

【Sakana AIの概要】

以 上