株式会社三菱 UFJ フィナンシャル・グループ(代表執行役社長 亀澤 宏規、以下「MUFG」)の連結子会社である株式会社三菱 UFJ イノベーション・パートナーズ(代表取締役 鈴木 伸武、以下「MUIP」)は、今般、運営ファンドである三菱 UFJ イノベーション・パートナーズ 2 号投資事業組合(以下「本ファンド」)を通じて、株式会社sustainacraft(本社:東京都千代田区、代表取締役 末次浩詩、以下「sustainacraft」)への出資(以下「本出資」)を行いました。MUIPは、FinTech および関連スタートアップ企業へのより一層の戦略出資を通じて、引き続き、MUFGグループ各社と出資先との協業および事業シナジーを追求してまいります。
【会社概要】
社名:株式会社sustainacraft(サステナクラフト)
創業年月日:2021年10月1日
代表取締役:末次 浩詩
所在地:東京都千代田区平河町1丁目6番15号USビル8階
ウェブサイト:https://sustainacraft.com/ja
sustainacraftは、カーボンニュートラルを実現するために現在注目が集まっている自然を基盤とした解決策(NbS: Nature-based Solutions)に着目し、事業展開を行っているスタートアップです。当社はNbSの推進、森林由来のカーボンクレジットの透明性・信頼性を担保するために、(1)衛星データも含めた複数データソースを活用した炭素蓄積量を推定する森林モニタリングソリューションの提供、および(2)因果推論に基づくFREL(参照レベル)、リーケージ推定のアルゴリズム開発に取り組んでおります。
sustainacraftは、既にビジネス・テクノロジー・国際機関の専門家をチームとして抱え、国内外の研究機関・NGOとの共同研究をはじめ、多くのアクセラレータープログラムへの採択が決まっております。今年は軸足を海外に移し、中南米や東南アジアを中心に、環境保全を行っている複数のNGOや事業会社と連携し、開発する炭素蓄積量モニタリングの技術検証、社会実装を推進していきます。
MUIPは今回の出資を通じて、sustainacraftのミッションである「企業活動が炭素蓄積量や生物多様性など自然資本に与える影響を可視化し、環境コストが健全に負担される社会づくり」をサポートすべく、国内外のMUFGエンティティとの協業促進や当領域における日系企業への働きかけ、理解醸成などをサポートしてまいります。
MUFGおよびMUIPについて:
三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は、世界でも有数の金融グループです。360年以上の歴史を持つMUFGは170,000人以上の従業員を抱え、50ヶ国以上約2,400ヶ所のグローバルなネットワークを有しています。銀行、信託、証券、クレジットカード、消費者金融、資産運用、およびリースなど包括的な金融サービスを提供しています。MUFGは、自社の存在意義(パーパス)を「世界が進むチカラになる。」と定め、全てのステークホルダーの課題を起点とした戦略立案・遂行により、その解決に取り組んでおります。MUFGの株式は東京、名古屋、およびニューヨークの各証券取引所で取引されています。
詳しくはhttps://www.mufg.jpをご覧ください。
三菱UFJイノベーション・パートナーズ(MUIP)は、MUFGが設立した400億円規模のコーポレートベンチャーキャピタルで、世界中のフィンテック関連スタートアップへの投資を行っています。
詳しくはhttps://www.ip.mufg.jpをご覧ください。
sustainacraftについて:
sustainacraftは、衛星リモートセンシング技術を用いた安価で広範囲な自然資源の炭素蓄積量モニタリングと、因果推論技術をベースにしたカーボンクレジット特有で複雑な参照レベルやリーケージの評価という2つのソリューション提供を通して、自然保全への健全な資金循環を生み出すことを目指して活動しています。
詳しくはhttps://sustainacraft.com/ja/をご覧ください。